Sansan 10月のインボイス制度開始を前に Bill OneがConcur Invoiceと連携を強化

Sansan 2023年9月22日発表


 Sansanは、10月に開始するインボイス制度を見据えて、インボイス管理サービス「Bill One」と、コンカーが提供する請求書管理クラウド「Concur Invoice」の連携を強化すると、9月22日に発表した。
 Bill OneとConcur Invoiceは、2021年から機能連携しており、Bill Oneで受領・データ化した「支払金額」「支払期日」「支払方法」などの請求書情報をConcur Invoiceに連携することが可能である。今回、連携する項目に「登録番号」を追加する。これにより、Concur Invoiceのユーザーは、支払申請の際に登録事業者番号の入力が不要になり、インボイス制度にともない発生する工数を削減することができる。

 連携以前のConcur Invoiceでは、紙で届いた請求書の場合、別途スキャンしConcur Invoice上へアップロードする必要があった。さまざまな形式の請求書をオンラインで受領・データ化できるBill Oneとの連携によって、紙の請求書を受領した場合でもオンライン上で請求書業務を完結できるようになるため、紙の請求書を受け取る機会が多い企業を中心に両サービスの連携機能が活用されている。
 これまでBill Oneでデータ化しConcur Invoiceに連携する項目は、「支払金額」「支払期日」「支払方法」などの請求書に記載されている基本情報だった。インボイス制度開始後、適格請求書には登録番号の記載が求められることを踏まえ、データ化・連携する項目に「登録番号」を新たに追加する。
 登録番号はT+13桁の数字で構成されるため、ユーザー自身で入力する場合、入力ミスが発生しやすくなる。Bill Oneでは、99.9%の精度でデータ化を実施しConcur Invoiceに連携するため、担当者の確認作業や手入力の工数を削減できる。また、本連携機能の利用には、Bill OneおよびConcur Invoiceの契約が必要になる。