Sansan Eightユーザーの「キャリアトレンド2022」を発表 異業種・異職種への転職割合が半数以上

 Sansanが提供するキャリアプロフィール「Eight」は、Eightユーザーの「キャリアトレンド2022」を、12月23日に発表した。これは、2021年と2022年に転職をしたEightユーザーから合計10万人を対象に、キャリアの変遷について集計・分析したものである。集計・分析の結果、異業種・異職種に転職する“越境転職”が2022年のEightユーザーのキャリアトレンドだった。
 なお分析においては、Eightに登録されている名刺の社名変更を「転職」と定義している。また分析対象となるEightのデータについて個人を匿名化し、Eightの利用規約で許諾を得ている範囲で使用している。

■「キャリアトレンド2022」結果
 集計・分析の結果、異業種・異職種に転職する越境転職が2022年のEightユーザーのキャリアトレンドだった。転職先として数の多い業種・職種においては、同業種・職種の割合が多いものもあったが、転職者全体のトレンドとしては越境転職の割合が業種では6割以上、職種でも半数以上という結果になった。
 これまでと異なる業種・職種に挑戦するユーザーが多く、昨今注目を集めているリスキリングの必要性がますます高まることが見込まれる。

・ 異業種、異職種への転職の割合が半数以上となり、越境転職がトレンドに
 2022年に転職をしたEightユーザーの特徴として、越境転職が過半数を占めた。異業種への転職は62.5%、異職種への転職は52.9%で、2021年と比較すると業種は+0.5%、職種は-2.0%だった。ここ2年は大きなトレンドの違いはなく、2021年から引き続き、越境転職で新たな領域に挑戦する転職者が多いことが分かった。
 コロナ禍を経てビジネスパーソンが自らのキャリアを見直し、新たな領域に目を向けていると同時に、企業側も企業の人材獲得が激化する中、自社の業界や募集している職種とは異なる経験やスキルを持つ人材を求めているものと考えられる。

・ 年代を問わず新しい領域にチャレンジするユーザーが多い傾向に
 年代別に見てみると、異業種への転職は20代が67.0%と最も割合が多く、30代(66.5%)、40代(61.5%)、50代(59.3%)と順に割合は減少するものの、50代でも6割近くが越境転職をしていた。
 また、異職種への転職も20代(55.5%)、30代(54.3%)、40代(52.1%)と順に割合は減少するが、50代は52.8%で40代よりも割合が多くなった。
 この結果から、越境転職は年代を問わずトレンドであること、また40代や50代であっても新たな領域に挑戦する機会を得ていることが分かる。

・ 転職先として多かった業種は「IT」で、職種では「営業」
 次に、業種・職種での動きがどうだったのかを集計・分析した。まず、2022年で流入が多かった業種と職種それぞれのトップ5は以下の通りである。

 流入の多かったこれらの業種・職種について、越境転職の割合や、どの業種・職種からの流入が多かったのかを集計・分析した。

・越境転職の割合が多い業種は「金融」で、「コンサルティング」からの流入が最も多い
 業種の越境転職の割合は、「金融」が51.9%と半数を超え、「建設・工事」が49.3%、「IT」が41.5%と比較的越境転職の割合が多い結果となった。他2つの業種は20%台と低水準で、即戦力としての採用が活発であったことがうかがえる。
 また、それぞれの業種へはどの業種から越境転職をしているのかを見たところ、最も越境転職の多い「金融」へは「コンサルティング」からの流入が多く見られ、「IT」へも「コンサルティング」からの流入が多く見られた。

・越境転職の割合が多い職種は「営業」で、「営業企画」からの流入が最も多い
 職種の越境転職の割合は、「営業」が68.5%と7割近くとなり、「IT系専門職」や「マーケティング」も約4割が越境転職という結果となった。「経営企画・事業企画」は35.6%で3人に1人が、「営業企画」は25.4%で4人に1人が越境転職だった。
 また、それぞれの職種へはどの職種から越境転職をしているのかを見たところ、最も越境転職の多い「営業」へは「営業企画」からの流入が多く見られ、その他4つの職種へはいずれも「営業」からの流入が多く見られた。