エプソン 「インクジェット イノベーションラボ富士見」をリニューアルオープン カラーIJ立体物印刷装置など新設

 セイコーエプソン(以下 エプソン)は、富士見事業所(長野県諏訪郡富士見町)の「インクジェット イノベーションラボ富士見」をこのほどリニューアルオープンしたと、10月26日に発表した。
 「インクジェット イノベーションラボ富士見」は、2019年10月にインクジェットによる新たなものづくりを目指すさまざまなパートナーとの共創拠点として開設した。このたび、長期ビジョンEpson 25 Renewedにおいて成長領域と位置付けている商業・産業プリンティングイノベーションの具体的な施策として、「インクジェット イノベーションラボ富士見」をリニューアルし、プリントヘッドを基軸としたソリューションを新領域へ拡大させ、お客さまの印刷・生産の革新を加速していく。

「インクジェット イノベーションラボ富士見」エントランス
ラボ内(画像はイメージ)

 リニューアルにより、カラーのインクジェット立体物印刷装置を新たに設置するとともに、エプソンのインクジェットプリントヘッドを使った実験環境を整備した。また、実験の様子を配信できるスタジオや、ミーティングエリアの新設など、開放的な空間により多様で豊かな発想を醸成する場を提供する。
 エプソンのインクジェットプリントヘッドは、従来の印刷分野だけでなく、エレクトロニクスやバイオなどの新たな分野への応用が期待できる。「インクジェット イノベーションラボ富士見」では、このプリントヘッドを搭載したR&D用インクジェット装置をはじめ、さまざまな試作および評価を行うことができる一連の設備を備えている。

【施設概要】
《名称》 インクジェット イノベーションラボ富士見
《稼働時期》 2019年10月稼働開始、2022年10月リニューアルオープン
《延床面積》 約650m²