OKI 関西国際空港でAI対話とリモート案内システムの実証実験

 OKIは、関西エアポート(株)と、関西国際空港においてAI対話エンジンを活用したリモート案内システムの実証実験を7月27日より実施すると、7月25日に発表した。本実証実験では、AI対話エンジンを使用したAIチャットボットによる無人案内、オペレーターによるリモート支援により、空港内でのDX実現に向けてお客様へのサービス品質の維持・向上と、案内スタッフの有効配置が可能かを検証する。

 新型コロナウイルス感染症等の影響により、お客様の案内業務を始めとする空港業務のAI、映像、デジタル技術を活用したDX化の動きが進展している。
 今回の実証実験では、OKIの接客支援ミドルウェア「CounterSmart」を活用し、AI対話エンジンによる無人案内やオペレーターによるリモート支援を行う。お客様対応の多数を占める施設案内などのお問い合わせについて、AIチャットボットによる自動応対で解決できるようになると、案内スタッフはその他のお問い合わせが必要なお客様に、より注力できるようになることが期待される。
 また、本実証実験では、本システムを現行の案内カウンターに設置し実運用に沿った検証を行うとともに、実際に利用したお客様へアンケートを実施し、利用者から見た課題についても確認する。

 OKIは、今回の実証実験で得られた結果をもとに本格導入を目指すとともに、さらなる技術開発とお客様のDX支援に取り組んでいく。

【実証実験の概要】
期間:2022年7月27日(水)~2023年1月31日(火)
場所:関西国際空港 第1ターミナル1階到着口付近および2階案内カウンター(予定)
内容:AI対話エンジンによる無人案内の検証
   オペレーターによるリモート支援の検証
   自動多言語翻訳機能の検証