サイボウズ 「kintone」がアルペン全店舗の業務プラットフォームに採用

 サイボウズは、ローコードツール「kintone(キントーン)」が、株式会社アルペンのシステム内製化を推進する業務プラットフォームとして導入されたと、4月25日に発表した。この導入により、ノーコード/ローコードでスピーディーにシステムを作成し、運用しながら機能改修ができるkintoneの特徴を活用することで、内製化が促進され、短期間かつ低コストでシステムを構築することが可能になった。

 アルペンでは、日々変化する事業環境やお客様のニーズに追従するための機動性と、ITコスト最適化の両輪を目指して、2019年から社内システムの内製化を進めている。2021年にはカスタムフィッティングを特徴とする「ゴルフ5プレステージ」業態で、クラブフィッティングの結果や購買履歴、接客の記録といった全ての顧客情報を電子カルテ化し、日々の接客に活かすためのCRM(Customer Relationship Management/顧客関係管理)システムをkintoneで構築した。
 この経験を通じて、kintoneを使用すれば多くのシステムを内製できることを確信し、システムのリプレイスのタイミングや新規のシステム化要望が起案された際には、まずはそのシステムがkintoneで代替/実現可能かを検討するようになった。結果、現在では店舗で立ち上げる新たなサービスの大部分が、情報システム担当者によるkintoneの基本機能で内製構築されるまでに至った。
 2022年2月には、OMO(Online Merges with Offline)施策の一環として、全国の店舗で使用するPOSシステムとEC系基幹システムを繋ぐ受注管理システムをkintoneで構築し、BOPIS(Buy Online Pick-up In Store)を実現した。
 また、アルペングループ史上最大の旗艦店「Alpen TOKYO」の2022年4月1日オープンに向けて、短期間で必要なシステムをkintoneで構築することができた。