京セラ バーコードラベル用モバイルプリンター向けサーマルプリントヘッド量産開始
京セラ 2026年9月25日発表

京セラは、物流・小売・医療などの現場で活用されるバーコードラベル用モバイルプリンター向けに、冷蔵・冷凍環境下での利用ニーズに応えるため、耐パルス性を向上させ、高信頼性を実現した新型サーマルプリントヘッド「KMHシリーズ」を開発し、10月より量産を開始する。
本製品は、同社独自のサーマルプリントヘッド設計技術により、高負荷な印字環境でも安定した印字品質を維持する高信頼性と小型設計を両立した新型サーマルプリントヘッドである。
近年、EC市場の拡大や物流DX、トレーサビリティ強化を背景に、物流・小売・医療などの現場でバーコードラベル印刷の需要が拡大している。特に、作業効率化を目的としたモバイルプリンターの普及に伴い、高速印字や長時間使用に対応する高い信頼性に加え、プリンターの小型化や設計自由度に貢献するコンパクトなプリントヘッドへのニーズが高まっている。
京セラは、こうしたニーズに応えるため、高い印字エネルギーが必要となる用途においても安定した印字品質を維持できる耐パルス性と小型設計を両立したサーマルプリントヘッド「KMHシリーズ」を開発した。
■サーマルプリントヘッド「KMHシリーズ」の特長
(1)耐パルス性の向上により、冷蔵・冷凍環境での高信頼性を実現
独自のサーマルプリントヘッド設計技術により、発熱体への繰り返し通電(パルス)に対する耐久性を向上させた。冷蔵・冷凍環境では、高い印字濃度を確保するために大きな印字エネルギーが必要となり、サーマルヘッドへの負荷が増加する。本製品は、耐パルス性を向上させることで、高エネルギー印字時でも安定した印字品質を維持する。
これにより、冷蔵品や冷凍品を扱う食品物流や、冷蔵・冷凍倉庫での庫内作業など、ラベル情報の確実な表示と高い信頼性が求められる用途において、プリンターの安定稼働に貢献する。
(2)小型設計により、プリンター設計の自由度向上
小型設計の実現により限られたプリンター内部のスペースを有効活用できるため、モバイルプリンターの小型・軽量化に加え、バッテリーなどの内部部品の配置や筐体デザインの自由度向上に貢献する。


