PFU 給与支払報告書OCRの機能向上アプリ 自治体現場の帳票仕分けから税務システム連携まで支援
PFU 2025年10月16日発表
PFUは、給与支払報告書に特化したAI-OCRソフトウェア「DynaEye 給与支払報告書OCR」をレベルアップし、12月上旬より提供開始する。
「DynaEye 給与支払報告書OCR」は、給与支払報告書に含まれる「総括表」「仕切紙」「個人別明細書」を自動で判別し、AI-OCRによって高精度で認識するAI-OCRソフトウェアである。今回のレベルアップでは、帳票の確認・修正から税務システムへの連携までを自治体内で完結できる2つの新アプリケーション、「確認修正アプリ」と「出力変換アプリ」を提供する。
BPO委託が難しい自治体に加え、業務委託している自治体でも契約期間終了後に届く帳票は職員が手入力せざるを得ないなど、給与支払報告書の処理は依然として現場の大きな負担となっている。新アプリの追加により、帳票の仕分け・枚数チェック・手入力・確認修正・税務システム連携までを一気通貫で支援。内製化の推進のほか、委託終了後の庁内処理にも柔軟に対応し、紙業務全体の効率化と職員の負担軽減を実現する。
また、他の自治体から転送された低品質な帳票の読み取りにも対応。これまでOCRでは困難とされてきた帳票も、自動処理が可能になった。
さらに、個人別明細書の読み取りと「確認修正アプリ」「出力変換アプリ」をセットで利用できる新ライセンスも提供。従量課金ではないため予算管理がしやすく、自治体でも安心して導入できる。