東芝テック 設備予備品管理ソリューションを発売 RFID活用で生産ライン安定稼働と予備品管理を支援

東芝テック 2025年10月1日発表


 東芝テックは、製造業の生産ラインの安定稼働と予備品管理をRFID技術で支援する、設備予備品管理ソリューション「Stock Viewing(ストックビューイング) V2.0」を10月1日に発売した。

 製造業では生産ラインや製造装置の安定稼働を維持するため、ベアリング、モーター、シリンダー、ポンプなどの予備品を常備している。しかし、予備品は持ち出し時に記帳の不備があるケースや、保管場所を間違えるケース、素材によっては有効期限が定められていることもあり、管理が煩雑なこともある。
 「Stock Viewing V2.0」は、東芝テック製RFIDハンドリーダー「UF-3000」やPC、スマートフォンを活用して予備品の在庫数や保管場所、有効期限などを管理し、製造現場の安定稼働と設備保全業務の効率化を支援する。

■RFIDラベル、RFタグによる在庫管理
 入荷時に商品名と管理番号をRFIDラベルに書き込み予備品に貼付。金属製品には金属対応タイプのRFタグを使用する。

■マスタ管理による在庫状況の把握
 品別の在庫数や保管場所、有効期限をマスタで管理する。安全数未満や有効期限切れ間近の予備品はハイライト表示するなど、適正在庫の維持をサポートする。

■RFIDによる一括読み取りと探索で業務効率化
 入庫、出庫、棚卸の際は、予備品に貼付したRFIDラベルを「UF-3000」で一括読み取りをする。棚卸作業はRFIDおよび「UF-3000」を活用することで最大9m先から実施でき、バーコードを用いた実施と比較して作業時間の短縮に貢献する。
 所在不明の予備品は探索機能で発見をサポートする。