Sansan 「Bill One」で経費の「事前申請オプション」を提供開始 経費の立て替えを不要に
Sansan 2025年8月25日発表
Sansanは、クラウド経費精算サービス「Bill One経費」(以下、Bill One)において、新機能「事前申請オプション」の提供を9月に開始する。
昨今、物価高騰で会社員による経費の立て替えは負担が増加している。その立て替えをなくすためには、全従業員が法人カードを利用することが有効だが、不正利用のリスクが課題となっていた。Bill Oneは、この課題を解決し、企業が安全に法人カードを活用できる環境を整えるため、本機能を開発した。
本機能では、従業員がBill One上で事前に経費申請した内容を基に、「Bill Oneビジネスカード」の利用期間や上限額などを自動で設定する。これにより、意図しない私的利用や第三者にカードを不正利用されるといった、法人カードの不正利用のリスクを低減するとともに、管理者がカードを設定する工数を削減できる。
なお、事前申請内容をカード設定に反映させ、申請内容の範囲内でのカード利用を可能にする技術に関して、特許を出願している。

「Bill One」では、「Bill Oneビジネスカード」を利用することで、経費の決済情報がオンラインの管理画面に自動で連携される。さらに、決済情報と領収書の照合も自動で行えるため、経費精算業務を効率化することが可能である。今後は、「Bill One」での事前申請だけで経費精算が完了する仕組みを目指して機能開発を進めていく。法人カード使用後の業務フローを効率化し、「立て替えがいらない経費精算」を推進することで、企業の生産性向上を支援していく。