Sansan AI契約データベース「Contract One」に新機能「企業別AI契約サマリー」を実装

Sansan 2025年8月20日発表


 Sansanは、AI契約データベース「Contract One(コントラクトワン)」において、取引先ごとの契約状況をAIが自動で要約する「企業別AI契約サマリー」を8月中に提供開始予定であると、8月20日に発表した。

 本機能により、取引先との契約状況をまとめた「契約サマリー」をワンクリックで生成できるようになる。これにより、1つの取引先と複数の契約書を締結している場合にも、横断して全体像を把握しやすくなる。これまで契約担当者が属人的に行なっていた情報収集を効率化するとともに、経営層や関係部門が必要とする契約情報を瞬時に可視化し、意思決定の質とスピードを向上する。

 「Contract One」は、紙・PDF・電子契約を含むあらゆる契約書をデータ化し、網羅的な契約データベースを提供している。企業名の変更や表記ゆれがある場合でも、同一企業の契約書を自動的に集約化することが可能である。さらに、基本契約とそれに付随する覚書といった、親子関係にある契約書同士のひも付けも自動で行える。
 今回提供を開始する「企業別AI契約サマリー」は、これらの契約データを参照し、取引先ごとの契約状況をまとめたサマリーを自動生成する機能である。企業ごとの契約一覧画面で「契約サマリーを作成」ボタンをクリックするだけで、AIが契約書を解析し、「当社との関係」「直近1年以内に締結された契約の状況」「費用・契約条件の要点」などを含む要約レポートを出力する。