リコー カラープロダクションプリンターを発売 基本性能と印刷品質向上で企業内印刷・商用印刷に対応

リコー 2025年5月21日発表


RICOH Pro C5410S
RICOH Pro C5410S

 リコーは、カラープロダクションプリンター「RICOH Pro C5410S」「RICOH Pro C5400S」を5月29日に発売する。

 近年、多様化する顧客のニーズや急速に変化する市場トレンドの中で、販促物制作においてもスピーディーで柔軟な販促展開や、コストダウンのために在庫をなるべく持たない運用が求められており、販促物の内製化および効率化が必要となっている。
 新製品は、高速出力や優れた用紙対応力といった前身機の特徴を継承しつつ、基本性能を大幅に強化した。ウォームアップタイムは、「RICOH Pro C5410S」で26秒、「RICOH Pro C5400S」で41秒と、前身機の119秒から大幅に短縮。また、フィニッシャーオプションには、業界初となる用紙を水で湿らせて圧着する針なし綴じ機能を採用し、最大20枚までの針なし綴じが可能となった。
 高画質と用紙対応力により、顧客のさまざまな販促物の制作ニーズに対応し、売上拡大を支援する。さらに、1パス両面ADF(自動原稿送り装置)は名刺や領収書など小サイズ原稿の読み取りに対応し、業務を効率化するさまざまなアプリケーションと連携することで、DXを促進する。
 また、市場変化に対応するため、小ロット・多品種を実現するデジタル印刷のニーズが印刷業界において高まっている。商用印刷ではより高いクオリティを目指す生産機として、上記の機能に加え、用紙搬送の安定化や細かな調整機能による画像位置精度を向上。さらに、用紙設定におけるユーザーインターフェースも改善している。安定した印刷品質を実現し、顧客の印刷事業を力強くサポートする。

 標準価格は、連続プリント速度80ページ/分の「RICOH Pro C5410S」が税別762万1,400円、同65ページ/分の「RICOH Pro C5400S」が同616万9,500円。