東芝テック プリンタ内蔵型フレキシブルターミナルを6月に発売

東芝テック 2024年3月8日発表


 東芝テックは、幅広い業種業態で利用可能なプリンタ内蔵フレキシブルターミナル(商品名未定、価格 税別50万円)を6月に発売する。
 なお本製品は、3月12日から15日に東京ビッグサイトにて開催されている「リテールテックJAPAN 2024」の東芝テックブースに出展している。

プリンタ内蔵型フレキシブルターミナルの外観イメージ
※右図はタブレットを組み合わせた状態

 ショッピングセンターや流通小売業の現場では、クレジットカードや電子マネー、バーコード・二次元コード決済などのさまざまなキャッシュレス決済対応のニーズが高まっているが、一方で店舗側が導入する決済サービスに合わせた機器を用意する必要がある。
 プリンタ内蔵型フレキシブルターミナルは、コンパクトボディと拡張性を実現し、さまざまな機器を利用するためのデバイスハブとして機能するプリンタ内蔵端末である。処理能力の高いCPUや最新のOSを搭載し、タブレットと組み合わせて使用できるため、ショッピングセンター向け決済端末やプリンタ装置として利用できるほか、タブレットにインストールしたアプリケーションを切り替えることにより、1台で多彩なサービスを利用することが可能である。また、USBやシリアルポート、ドロワポートなど豊富な汎用インターフェースを搭載しており、今後は量販店・専門店・飲食店向けのタブレットPOS端末や、発券機などのプリンタ端末としても利用可能な製品ラインナップの拡充を予定している。

■プリンタ内蔵型フレキシブルターミナルの特長
(1)利用用途に合わせたタブレット接続

 本製品は、タブレットを直接接続することでタブレット画面を操作画面として使用可能なため、用途に合わせて大小さまざまなタブレットの利用が可能である。また、タブレットにインストールしたアプリケーションを切り替えることで、さまざまなサービスが利用できる。
 ※タブレットは利用するサービスや用途に合わせて動作確認が必要。

(2)コンパクトな省スペース設計による高い汎用性
 本製品の外形は、コンパクト設計で省スペースを実現しており、本製品とタブレットをWi-Fi接続することにより、プリンタ内蔵型フレキシブルターミナルとタブレットを離れた場所に設置することができる。

(3)拡張性の高い仕様
 最新OS Windows10 IoT 2021 LTSCを採用し、豊富な通信機能(LAN, Wi-Fi, Bluetooth)と汎用インターフェースを内蔵しているため、タブレットPOS端末や決済端末、レシートプリンタ端末として利用が可能である。