東芝テック ショッピングセンター向け売上報告サービス「精算API」を発売

東芝テック 2024年3月1日発表


 東芝テックは、テナントPOSシステムの精算データを「SX-8000」などのテナント売上管理サービスと自動連携するショッピングセンター向け売上報告サービス「精算API」を、3月1日に発売した。
 なお本製品は、3月12日から15日に東京ビッグサイトにて開催される『リテールテックJAPAN 2024』の東芝テックブースに出展する。

 ショッピングセンターでは、人手不足などによりテナント従業員の確保が難しく、業務効率の改善が急務となっている。なかでも、テナントからデベロッパへの売上報告業務は、専用端末への入力や紙の日報の提出などテナント従業員に大きな負荷がかかるため、早急な業務効率化が求められている。このような課題を解決するため、テナントPOSシステムの精算データを上位システムに自動連携する「精算API」を開発した。
 「精算API」は、東芝テック製のテナント売上管理サービス「SX-8000」に対応しているため、テナント各社が使用しているPOSシステムなどの端末から「精算API」を経由することで、「SX-8000」へ売上報告や訂正を直接行うことが可能になる。これによりテナント・デベロッパ双方の業務効率化に貢献する。
 東芝テックは、今後もAPI商品のラインナップの拡充を図るとともに、同社POSシステムに「精算API」を標準搭載することにより、精査業務をはじめとしたショッピングセンターにおける業務プロセスを変革し、DX推進に貢献していく。加えて、APIによるシステム間のさまざまなデータ連携を実現することで、顧客に新たな価値を提供していく。

■「精算API」の特長
《テナントのメリット》

・ テナント各社が使用しているPOSシステムで精算を行うと同時にテナント売上管理サービス「SX-8000」への売上報告処理が可能となり、テナント従業員の店舗締め作業時間を短縮し、店舗運営業務に注力できる環境を提供する。
・ 再入力による入力ミスや計算間違いによる売上報告ミスがなくなるため、デベロッパからの報告内容に関する問い合わせ対応や、確認・修正に要していた工数を削減することができ、労働時間の短縮に寄与する。

《デベロッパのメリット》
・ 専用端末での売上報告が不要となるため、テナントからの報告漏れを防止する。
・ 再入力による入力ミスや計算間違いによる売上報告ミスがなくなるため、精査業務を削減することが可能となり、リーシングなどの施設運営業務に注力できる環境を提供する。