キヤノンITS システム開発の推進を支えるサービス「PMO DRIVE」を金融機関向けに提供開始

キヤノンITソリューションズ 2023年12月5日発表


 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、企業のシステム開発の推進を支えるサービス「PMO DRIVE」を12月中旬より金融機関向けに提供開始する。

 昨今、金融市場においてデータの活用や最先端のデジタル技術を活用したシステム開発が加速し、積極的なIT投資が行われている。一方で、大規模な金融システム開発のプロジェクトが多い中、労働力人口の減少によりIT人材の不足や経験/ノウハウの不足から、プロジェクトを推進する上では多くの課題や悩みを抱えている。あわせて、金融システム開発のプロジェクトを円滑に推進するためにも、プロジェクトマネージャー(PM)と開発メンバーのコミュニケーションロスによる品質低下/コストの増加/遅延リスクへの対応や、複数のプロジェクトを掛け持ちしているPMの業務負荷軽減、PM候補となる人材の教育/育成などへの対応が求められている。
 キヤノンITSは、このようなプロジェクトのマネジメントにおける課題や悩みを解決するため、豊富な金融機関向けシステム開発の実績およびプロジェクト推進のノウハウを活用したサービス「PMO DRIVE」を12月中旬から提供を開始する。

■「PMO DRIVE」の特長
 「PMO DRIVE」は、チーム複数人体制でプロジェクトを推進することで、キヤノンITSのノウハウを持続的に提供するとともに、チーム体制の特徴を活かし複数プロジェクトを並行して推進することが可能である。

(1)チーム体制による支援で持続的な価値を提供
 担当PMをアサインした上で、複数人体制でチームを組みプロジェクトを推進する。標準化された経験とノウハウを活用することで、個人スキルに依存しない多様な価値を提供する。

(2)豊富な金融システムの開発実績と業務理解による円滑なプロジェクト推進
 これまで多くの金融機関とのプロジェクト実績を通じて蓄積された知見や経験に裏付けられたマネジメントスキルをもとに、プロジェクトを円滑かつスピーディーに推進する。

(3)柔軟なサービスメニューから支援内容の選択が可能
 顧客のプロジェクト規模/内容に合わせてサービスメニューを組み合わせることができる。プロジェクト状況に合わせてスポット的にサービスを選択し追加/変更することも可能である。また、継続的なプロジェクトの成功に向けたPMの教育カリキュラムも提供する。

 キヤノンITSは、「PMO DRIVE」の提供開始により、金融機関のITビジネスを持続的にサポートするとともに、想定されるリスクを未然に防止しプロジェクトの安定化に貢献する。多様化/複雑化する金融機関のシステム開発におけるプロジェクトの推進を効果的/効率的に支援しながら、大手金融機関を中心とした幅広い顧客に利用してもらうサービスとして、支援内容の強化やサービスメニューの充実に継続的に取り組んでいく。