コニカミノルタ 「bizhub iシリーズ」A4複合機・プリンター4機種を2024年1月より順次発売

コニカミノルタ 2023年12月5日発表


bizhub C4051i

 コニカミノルタは、オフィス用複合機・プリンターのラインアップ「bizhub iシリーズ」として、A4カラー複合機「bizhub(ビズハブ)C4051i」(税別85万5,000円)と「bizhub C3321i」(オープン価格)、A4カラープリンター「bizhub C4001i」(オープン価格)、A4モノクロ複合機「bizhub 4051i」(同62万5,000円)を、2024年1月より順次発売する。

 働き方の多様化やDX推進による業務環境とプロセスの急速な変化により、ドキュメントを扱う複合機やプリンターの役割は、IoT機器の1つとしてますます大きくなっている。
 新製品シリーズは、シンプルな操作性と高生産性により業務効率を向上させ、豊富なネットワーク機能と堅牢なセキュリティ機能により、働く場所や時間を柔軟に選ぶことができる多様な働き方をサポートする。

■新製品の主な特徴
(1)10.1インチ大型タッチパネルによる快適な操作性
 「C4051i」と「4051i」は、角度調節可能な10.1インチの大型タッチパネルを装備、マルチタッチやパネルバイブレーションにより、使い慣れたスマートフォンやタブレットのような操作性を実現する。グローブタッチ機能では、手袋をしたまま操作可能なため、衛生面を重視する職場でも安全快適に使用できる。

(2)充実のセキュリティ機能とクラウド連携による業務効率化
 「C4051i」と「4051i」は、ネットワークで接続された複合機としてクラウドとの連携機能も充実している。
 bizhubスキャンイメージ分割アプリでは、複合機ガラス面に置いた複数枚の小サイズ原稿をスキャンし、クラウドで1枚1枚に画像を分割する。分割されたファイルをメールで送信したり、複合機内のボックスやNAS(Network Attached Storage)に保存できる。インボイス制度や電子帳簿保存法への対応が企業や事業主の課題になっているが、多数の領収書やレシート、小切手などを一括でスキャン、電子化して保存することで業務効率化が可能である。
 クラウドサービス「bizhub essentials」を活用すると、テレワーク時や外出先からでも複合機を介して情報共有を円滑にし、効果的に業務を行える。オフィスに居なくても受信ファクスの確認やファクス送信ができ、また、クラウド経由でオフィスにある複合機からの印刷や紙文書の電子化も可能である。
 ネットワークに接続して様々なデータを入出力する複合機では、セキュアな使用環境が求められる。「C4051i」と「4051i」には、Bitdefender社のスキャンエンジンをベースにした強固なウィルススキャン機能をオプションで追加することが可能である。データの受信後と送信前にウィルススキャンをファイル単位で行うことで、ファイルに感染したウイルスを検知し、拡散を未然に防ぐ。さらに、定期的に複合機内のファイルをチェックし、潜在しているリスクを検知する。

(3)狭い設置スペースでも高生産性と利便性を提供
 「C4051i」では幅420mm×奥行528mmと、従来機比で幅約25%、奥行約11%の縮小率を実現した。トップクラスの設置面積ながらもオプションの570枚給紙ユニットを3段追加することで、最大2,390枚の給紙が可能である。郵便はがきや封筒が本体給紙トレイから印刷可能で、手差しトレイが使用できないような設置場所でも高い生産性を提供する。
 「C4051i」と「4051i」は、オプションのオフラインステープラーを装着することで、1度に20枚までステープル綴じが可能である。スキャンやコピーの際に針を外した原稿を綴じ直すことや、印刷物をその場ですぐに綴じることができ便利である。

(4)「Konica Minolta MarketPlace」への接続で複合機の機能やサービスを容易に追加可能
 「C4051i」と「4051i」は、複合機のパネルからコニカミノルタのアプリケーションダウンロードサイト「Konica Minolta MarketPlace」に接続し、アプリケーションをインストールすることで、操作性向上やクラウドとのスキャン連携などの機能を複合機に追加することができる。
 複合機の導入後でも業務に必要になったタイミングで顧客がアプリケーションを購入し、いつでも複合機にインストール可能である。インストール後は自動更新されるので常に最新の機能を利用でき、管理者の負担も軽減される。有償アプリケーションの購入にはコニカミノルタジャパンのオフィス商品購買サイトbizconcie(ビズコンシエ)へのアクセスが必要である。

(5)製品のライフサイクルにわたる環境配慮設計
 新製品シリーズは、生産に必要な部品調達過程からメンテナンスを含む顧客先での使用期間、その後の回収と再利用のための処理にいたるまで製品ライフサイクル全体にわたって環境に配慮した設計となっている。ソフトウェアの構造を他のシリーズと共通化することにより、顧客の使用後に回収した製品を効率良く再生することが可能である。
 トナーにはバイオマス由来の材料を採用しながら、耐熱性と低温定着性の相反する機能の両立により省エネ定着を実現し、国際エネルギースタープログラムVer.3.0の基準値をクリアしている。「C4051i」では、A4用紙1枚当たりの印刷時消費電力を従来機から約30%削減した。また、従来機より4%以上の温室効果ガス排出量を削減している。
 再⽣PC/PETなどの素材の採⽤にも積極的に取り組み、コニカミノルタ独⾃のケミカルプロセッシング技術をさらに進化させることで、再⽣材の使⽤率は表⾯積⽐で約60%を占めている。