富士フイルムBI 中堅・中小企業向けITサポートサービス提供開始 CHXソリューション・サービス第1弾

富士フイルムビジネスイノベーション 2023年6月5日発表


 富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI) は、ビジネスソリューションサービス事業のフィロソフィーとして、企業のDX活動を通じて、顧客の成功体験の具現化を目指すCHX(カストマー・ハッピー・エクスペリエンス)を提唱している。中堅・中小企業では、DXに向けた取り組みが活性化している一方で、効果が実感できていないケースが散見されている。そこで同社は、CHXを実現するソリューション・サービスの第一弾として、IT資産の可視化や運用/管理から環境改善支援まで、顧客のニーズに合わせてワンストップで提供するITサポートサービス「IT Expert Services(アイティーエキスパートサービシーズ)」を6月30日より提供を開始する。

 中堅・中小企業の顧客からは「事業継続/セキュリティーリスクに不安を感じている」、「IT人材/後継者の育成ができていない」、「IT機器管理・障害対応が属人化している」等を課題ととらえる声が数多く寄せられている。

 「IT Expert Services」は、富士フイルムBIが約20年にわたり提供してきた多数のIT機器関連の運用/管理業務を支援するサービスを統合・強化した中堅・中小企業向けのITサポートサービスである。これまで提供してきたワンパッケージ型の「IT Expert Service」と異なり、PCやネットワーク機器1台からサービスを提供し、「IT Expert Services」でラインアップしているサービスの中から必要に応じて個々のサービスを自由に組み合わせることで、顧客のIT環境に最適なサポートを提供する優れた柔軟性と拡張性が特徴である。
 顧客は、可用性の高い安定したIT環境を利用できるだけでなく、IT機器の運用/管理といった付帯業務からも解放され、本来業務に注力できる。また、本サービスで提供される定期的なレポートにより自社のIT環境の改善点を把握することができる。これにより、ITの企画など専門知識が求められる業務においても、顧客自身での業務遂行を支援し、事業継承やセキュリティーリスクの低減にもつなげることが可能となる。

 具体的には、PCやサーバーなどオフィスで多数利用されているIT資産を調査・可視化し、IT資産の継続的な管理、障害切り分け/問い合わせ対応という基本的なサービスから利用環境改善支援まで、サービスレベルを拡張することが可能である。
 サポート面では、電話やリモートによる操作支援だけでなく、必要に応じてエンジニアが直接訪問し障害切り分けを行う。利用環境の改善支援では、顧客のIT環境を熟知した専門スキルをもつ担当者によるトラブルの早期解決や再発防止に向けた改善のアドバイスを行う。
 これらの支援やIT機器の利用状況を踏まえて「eQix」をはじめとしたWeb購買システムへの誘導や新たなソリューション・サービスの紹介を通じ、IT活用を促進する。

 富士フイルムBIは、IT機器関連の運用/管理業務を支援するサービスや入出力環境の最適化を行うマネージドプリントサービスなどの提供により、複合機だけでなくIT機器も含むオフィス環境全体の課題を解決してきた。「IT Expert Services」は、その中で培ってきた運用管理・業務改善のノウハウをもとにサービス化し、国内にとどまらず、アジア・オセアニア地域でも順次提供していく予定である。

■サービス内容
【知る】IT環境の把握と管理
【聞く】問い合わせ対応・操作支援
【支える】運用支援
【伝える】IT環境の可視化/改善支援
【守る】IT資産・IT環境・働く環境の維持管理と安定稼働を支援