エプソン販売 ラインアップを大幅拡充 「エプソンのスマートチャージ」3機種発表

LMシリーズと、(右から)エプソン販売 鈴村社長、セイコーエプソン 久保田営業本部長、セイコーエプソン 山田Pオフィス・ホーム事業部長

 エプソンは、プリントやコピーの使用状況に合わせてプランや機器を選べる「エプソンのスマートチャージ」の新商品として、WorkForce EnterpriseシリーズのA3カラーインクジェット複合機「LM-C6000」「LM-C5000」「LM-C4000」の3機種を2023年2月上旬より発売すると、11月17日に発表した。
 現行商品の高速A3複合機「LXシリーズ」、A4・A3複合機/プリンター「PXシリーズ」に加え、新シリーズ40〜60枚/分の印刷速度帯のA3カラー複合機「LMシリーズ」をラインアップした。今回新商品を投入したことで、24ipm〜100枚/分までのラインアップが大幅に拡充、オフィスのセンターマシンはもちろん、医療や流通小売りなど、さまざまなお客様のシーンに合わせた提案が可能となる。
 新商品は、設置場所を選ばないコンパクト設計で、ビジネスで必要とされる印刷速度と高画質を両立。一般的なオフィス向けのレーザー方式と比べ低消費電力、省資源化を実現することで、お客様の環境負荷低減を後押しし、脱炭素社会の実現に貢献する。

 新商品は、ラインヘッドを採用している。印刷速度(A4ヨコ)は、「LM-C6000」が60枚/分、「LM-C5000」が50枚/分、「LM-C4000」が40枚/分である。オール・イン・ワンプランでの基本使用料金は、「LM-C6000」が月額税別4万7,000円〜、「LM-C5000」が同4万1,000円〜、「LM-C4000」が同3万5,000円〜である。

LM-C6000
(増設2段カセットユニット、G3ファクスボードを装着)

【新商品の主な特長】
■ 優れた低消費電力設計でCO2排出量を抑え、脱炭素社会に向けた取り組みに貢献
 レーザープリンターから新商品「LMシリーズ」に換えることで、消費電力量、CO2排出量を62〜66%削減することが可能である。稼働時の消費電力だけでなく、待機時も含めたトータルの消費電力量を示すTEC値も低く、国際エネルギースタープログラムを高水準で適合している。インクジェットプリンターを利用することが、脱炭素社会に向けた取り組みへの第一歩として有効な手段となる。

■無駄をなくしたシンプルな筐体構造で、小型化、省資源により環境負荷低減に貢献
 機体内部の構造を大幅に変更したことにより、横幅555mm、奥行620mm(収納時)と小型化を実現し、置き場所を選ばない。また、大容量インクの搭載とシンプルな筐体構造により、消耗品、定期交換部品が少ないため、省資源による環境配慮に加え、メンテナンスの手間と時間の削減にも貢献、働き方改革へ寄与する。

■本体パネルで消費電力の確認が可能。環境活動への意識づけや取り組みのきっかけに
 本体のパネル上でプリンターの消費電力量を数値で確認することができる。過去9週間分の消費電力量を確認することができるため、前週と比較するなど環境活動の取り組み改善にもつなげることができる。また、用紙削減のためにおすすめの印刷方法を、パネルやドライバー画面のリーフマークで表示する。