キヤノン コンパクトな商業印刷向けプロダクションプリンター発売

imagePRESS V900
imagePRESS V900 (最小構成時)
imagePRESS V900
imagePRESS V900 (オプション装着時)

 キヤノンは、商業印刷向けカラープロダクションプリンター「imagePRESS(イメージプレス)」シリーズの新製品として、「imagePRESS V900/V800」を12月中旬に発売すると、10月19日に発表した。
 顧客ニーズの多様化にともない、印刷物の種類が拡大する商業印刷の現場では、作業量が増加、複雑化し、少人数の印刷業者や個人印刷事業主においても対応できるような省力化が求められている。新製品は、高度なスキルがなくても印刷前の機器調整が簡単に実施でき、オペレーターの作業負荷を軽減する。
 さらに、コンパクトな本体サイズでありながら「imagePRESS V900」で毎分90枚(A4ヨコ)、「imagePRESS V800」で毎分80枚(同)の印刷速度と、幅広い用紙対応力を備えている。リモート印刷管理アプリと組み合わせることで、印刷業などのお客様の業務効率化とビジネス拡大を支援する。

(1) コンパクト設計でありながら、オプションユニットの拡張性と幅広い用紙対応力で多様な印刷が可能
 「imagePRESS Vシリーズ」最小となる本体は、最小構成時には従来機種より設置面積を約37%削減し、設置場所の自由度を高めた。長尺紙をはじめとするさまざまな用紙を格納できる給紙ユニットや、中綴じ製本が可能なフィニッシャーなど、オプションユニットを追加すれば機能を拡張することもできる。
 また、52g/m²から350g/m²の厚さの用紙に対応し、折込チラシなどの薄紙から、グリーティングカードなどの厚紙まで印刷可能である。封筒印刷では、ダイレクトメールなどの送付に使用される長形4号サイズにも新たに対応した。

(2) 印刷前の機器調整作業の省力化により、オペレーターの負荷軽減と拘束時間短縮を実現
 自動原稿送り装置(ADF)に調整チャートをセットしスキャンするだけで、印刷前の印字位置合わせや色合わせ調整が可能である。圧板の開閉など、従来の手作業による煩雑な調整が不要なため、作業ミスの低減と作業時間の短縮につながる。
 また、これまで上位機種でしか採用されていなかったオプションのインライン分光センサーを使用することで、高い色再現性が求められる商品カタログなどを印刷する際も、高精度な色調整がボタン操作1つで実施できる。

(3) リモート印刷管理アプリで印刷状況を可視化し、ダウンタイムを削減
 多種多様な印刷への対応で、用紙交換や印刷ジョブの切替え頻度が高い場合には、リモート印刷管理アプリ「PRISMAremote Manager」を活用することで、印刷機から離れた場所でも用紙の補充タイミングや稼働状況の把握が可能である。印刷機が止まる前に必要な準備をすることでダウンタイムを削減できる。

 希望小売価格は、「imagePRESS V900」が税別935万円、「imagePRESS V800」が同785万円。