エプソン 大判昇華転写プリンター発売 新インクパックで使いやすさ向上

SC-F6450H

 エプソンは、商業・産業向け大判インクジェットプリンター「SureColorシリーズ」昇華転写プリンターの新商品として、新インクパック搭載によりお客様自身でのメンテナンス性が向上したコンパクト4色機モデル『SC-F6450』と6色機モデル『SC-F6450H』を11月28日より発売すると、9月21日に発表した。目標販売台数は、新商品含む、昇華転写プリンターの今後1年間で約200台。

 昇華転写とは、昇華インクでプリントした転写紙に熱を加えインクを気化させ、ポリエステル素材に染み込ませるプリント方式で、スポーツアパレルなどの制作に利用されている。プリントの際に版が不要なデジタル方式のため、プリント工程もシンプルで、シルクスクリーン印刷などのアナログ方式と比較し、オリジナルグッズやノベルティ、ウェアプリント、ソフトサインといった多品種少量プリントに適している。
 新商品は、44インチでは初めての6色モデルもラインアップ。インクのセットが簡単な新インクシステムや大きく見やすい4.3インチの操作パネルを新たに搭載し、使い勝手の良さで業務の効率化を支援する。
 標準価格は、4色機モデル『SC-F6450』が税別99万8,000円、6色機モデル『SC-F6450H』が同120万円。

 エプソンは、9月28日、29日に東京・池袋のサンシャインシティで開催される日本最大級のオリジナルグッズ特化型展示会「オーダーグッズビジネスショー2022」に出展し『SC-F6450H』を展示している。

【新商品の主な特長】
新インクシステム採用によりメンテナンス性が向上
 1.6Lの大容量パウチ式のインクパックを採用し、インクパックをセットするだけの簡単セットアップを実現。また、インクパックがセットされたトレイごと振ることでインクの攪拌も容易にできる。
1.33インチの新ヘッド採用によりさらに生産性が向上
 1.33インチのPrecisionCoreマイクロTFPプリントヘッド採用により、従来機と比べ約20%生産性が向上した。
4.3インチのタッチパネル搭載でさらに使いやすく
 インク残量も一目でわかる4.3インチのパネルを搭載し、よく使う機能はショートカットボタンを配置。操作のしやすさを徹底的に追及した。
6色モデルをラインアップし表現の幅が拡大
 4色インクモデルに加え、6色インクモデルをラインアップし、より高画質な制作物の作成が可能に。CMYK、高濃度ブラックに加え、ライトシアン/ライトマゼンタ、蛍光イエロー/蛍光ピンク、オレンジ/バイオレットのいずれか2色を初回充填時に選択。スポーツウェアや屋外サインなどには蛍光色、高度な色再現性が求められるグッズ制作などにはグラデーション表現に優れたライトマゼンタ/ライトシアン、スポーツウェア・アパレルなどにはより広い色域をカバーできるオレンジ/バイオレットで鮮やかな色表現が可能となる。