富士フイルムBI 富士フイルムRIPCORDを連結子会社化 米Ripcord社と持分譲渡契約を締結

富士フイルムビジネスイノベーション 2024年3月28日発表


 富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、米Ripcord Inc.(米国カリフォルニア州)との折半出資会社である富士フイルムRIPCORD合同会社を、2024年3月29日付けで連結子会社化した。今回、米Ripcord社との間で締結した持分譲渡契約により、富士フイルムRIPCORDに対する富士フイルムBIの出資比率を77.5%に引き上げる。

 富士フイルムRIPCORDは、2020年に富士フイルムBIと米Ripcord社が合弁で設立した会社で、ロボティクス技術とAIを使って大量の紙文書を高速で電子化し、データの自動抽出や自動仕分けなどを行うクラウドサービスを提供している。文書の電子化における高い生産性と品質、あらゆるドキュメントがスムーズかつセキュアに検索できるデータ閲覧環境を強みとし、これまで行政機関や自治体、企業におけるデジタルシフトに貢献している。
 今回、富士フイルムBIは、End to Endでの顧客のDX実現に向けて、顧客の大量の紙文書を価値あるデータへ変換し、そのデータ活用を支援する富士フイルムRIPCORDの重要性が高まる中、意思決定の迅速化による連携強化の更なる推進を図るため、同社を連結子会社化した。今後、富士フイルムBIクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」で支援するオフィス環境で恒常的に発生するドキュメントデータから、富士フイルムRIPCORDが得意とするストックされた大量のドキュメントデータまでシームレスに連携させ、データ利活用サービスの展開を加速していく。