Sansan NECと営業DXサービスの販売パートナー契約締結

SansanとNEC

 Sansanは、日本電気(NEC)と営業DXサービス「Sansan」の販売パートナー契約を締結したと、5月27日に発表した。NECネッツエスアイでは、すでに2020年11月より提供を開始しており、今後NECは、グループ会社2社でSansanを提供し、DX実現に向けた取引先企業へのソリューション提案力を強化する。

パートナー契約の内容
 ・NECおよびNECネッツエスアイ取引先企業への営業DXサービス「Sansan」の販売
 ・デジタル化・働き方改革支援に関する知見の共有

パートナー契約締結の背景
 コロナ禍によりビジネス環境が大きく変化することで、顧客に関する情報を蓄積・活用し、営業戦略や営業活動を高度化する営業DXへの関心が高まっている。このような背景からSansanは、今年3月に営業DXサービス「Sansan」へとコンセプトを刷新し、「営業を強くするデータベース」としての機能強化を行った。
 機能強化により、業績や従業員規模、売上高、役職者情報など企業に関するさまざまな情報を活用できる企業データベースを標準搭載した。加えて、人や企業のつながりの情報、メールや商談の履歴など、あらゆる接点から得られる接点情報を正確にデータ化し、接点データベースを構築できる。これらの接点データベースと企業データベースを組み合わせることで、市場の把握や見込み顧客の発掘のほか、SFAやCRM、MAをはじめとする複数のシステムと連携・統合し、営業・マーケティング活動の効率をさらに高めることも可能である。

 NECおよびNECネッツエスアイは、日本で長年にわたり社会のインフラ、ネットワークの基盤を支えてきたクオリティの高い実装力を備えている。また、技術力を共通基盤化した上で、マルチベンダ製品の利用によって得た豊富な知識やノウハウ、SI力により、Sansanで構築したデータベースを最大限に活用したソリューション提案が可能である。
 また、同社は、最先端のデジタル技術をいち早く自社で実践し、そこで得たノウハウを顧客やパートナーとの共創に生かす取り組みを行っている。Sansanを導入することで、デジタルを活用した新しい営業スタイルの確立や、デジタルマーケティングの基盤となるデータの品質向上により、営業・マーケティング活動において高い成果を上げている。

 今回、働き方改革や業務プロセス改革をはじめとするさまざまな領域でのイノベーション創出につながる、DXソリューション群を強化したいNECおよびNECネッツエスアイと、営業を強くするデータベースの提供を通じて、企業のDX推進を後押ししたいというSansanの目線が一致し、本契約の締結に至った。