エプソンと中部電力ミライズ 長野県企業局の「越百のしずく発電所」を活用したオフサイト型フィジカルPPAを開始

セイコーエプソン/中部電力ミライズ/長野県企業局 2025年10月1日発表


 セイコーエプソン(以下、エプソン)および中部電力ミライズは、10月1日から、「越百(こすも)のしずく発電所」を活用し、オフサイト型フィジカルPPA方式による電気の地産地消の取り組みを開始した。

 本取り組みにおいて、エプソンは、長野県企業局が新たに開発し同日から運転を開始した「越百のしずく発電所」(長野県上伊那郡飯島町、最大出力=1,500kW)で発電される電気を、中部電力ミライズを通じて調達し、エプソンの伊那事業所をはじめとする長野県内の事業所で使用(地産地消)する。
 エプソン、長野県企業局および中部電力ミライズは、2021年5月、長野県内の再エネ電源の開発加速を目的に、電気を“作る側”だけでなく“売る側”“使う側”の3者が連携し、資金面での安定的な支援を行う「信州Green電源拡大プロジェクト」を開始している。本取り組みで活用する「越百のしずく発電所」は、同プロジェクトの第1弾として、エプソンが開発を直接支援してきた再エネ電源のうちの1つである。

 エプソンは、脱炭素の目標達成に向けて、再エネの活用を重要なテーマと位置付け、2021年4月には、「信州Greenでんき」の導入により長野県内の全13拠点で使用する電気の100%再エネ化を実現している。このたび、調達している再エネ電気の一部を、新規開発された「越百のしずく発電所」由来の電気に切り替え、継続的に調達することで再エネの新たな開発を後押ししていく。