キヤノン 仏エコバディス社のサステナビリティ調査で最高位の「プラチナ」評価獲得

キヤノン 2025年5月9日発表


 キヤノングループは、企業のサステナビリティ活動に関する国際的な評価機関であるエコバディス社(本社=フランス)による調査において、調査対象企業の上位1%が認定される「プラチナ」評価を初めて獲得した。

 エコバディス社のサステナビリティ調査は、世界185カ国、250業種、15万社以上の企業を対象に、同社独自の評価基準によって、企業の活動を「環境」、「労働と人権」、「倫理」、「持続的な資材調達」の4分野で包括的に評価するものである。世界中で企業のサステナビリティ活動への関心が高まる中、エコバディス社の調査結果は、多くのグローバル企業が取引先を選定する際に参照されている。

 今回の調査でキヤノングループは、4つの分野のすべてで高評価を得た。キヤノングループは、2015年からこれまでに7回「ゴールド」評価を取得している。サステナビリティ活動への継続的な取り組みにより、今回初めて「プラチナ」評価を獲得した。

《キヤノングループのサステナビリティへの取り組み》
 キヤノンは、持続可能な社会の実現に向けて、環境課題や社会課題に対する取り組みを強化している。
 環境への取り組みとしては、「気候変動」「資源循環」「化学物質」「生物多様性」を重要課題と位置付け、事業活動と連動した取り組みを製品ライフサイクル全体で進めている。環境目標として、「ライフサイクルCO2製品1台当たりの改善指数 年平均3%改善」を2008年に定めて以来、これまでに年平均3.76%(2008〜2024年)、2008年からの累計では44.6%の改善を達成している。
 また、キヤノンは、従業員や取引先をはじめとする事業活動に関わるすべてのステークホルダーの人権を尊重している。「キヤノングループ人権方針」のもと、グループ全体で人権デューデリジェンスを実施し、国内外のグループ会社社員への啓発活動を進めている。このように、人権尊重や人権保護に向けた取り組みを強化するとともに、グローバルサプライチェーンにおける社会的責任を推進する企業同盟である「Responsible Business Alliance(RBA)」の加盟企業として、RBA行動規範の遵守に努めている。