京セラ 粘度範囲の拡大で多様なインク対応 ラベル・パッケージ印刷向け循環型IJPヘッド発売

京セラ 2026年9月29日発表


京セラ 循環型インクジェットプリントヘッド「KJ4A-EX600RC-HX」
循環型インクジェットプリントヘッド「KJ4A-EX600RC-HX」

 京セラは、ラベル・パッケージ印刷向けに、白インクやバーニッシュインクに加え、フォイルによる加飾など幅広い用途への対応が可能な循環型インクジェットプリントヘッド「KJ4A-EX600RC-HX」を、11月から販売開始する。
 本製品は、対応するインクの粘度範囲を拡大するとともに、高速印刷を実現することで、ラベル・パッケージ印刷市場における多彩な加飾表現へのニーズに対応する。

■「KJ4A-EX600RC-HX」の特長
(1)ノズル付近でインクを循環させる独自構造により、安定した印刷を実現

 京セラ独自の流路設計技術を用いて実現したノズル付近でインクを循環させる構造により、インク成分の沈降や乾燥を抑制することに加え、インク温度を均一に保つ。これにより、高粘度インクや顔料インクの使用時にも安定した吐出を維持し、印刷品質の安定化に貢献する。また、ヘッドクリーニングなど再稼働時に必要となるメンテナンス作業の負荷軽減にも貢献する。

(2)最大21pLの液滴吐出により、隠ぺい性や厚膜表現に対応
 従来製品「KJ4A-AL」と比較して最大吐出液滴量を23%向上させ、最大21pLのインク吐出を実現した。これにより、インクをより厚く塗布できるようになり、白インクに求められる下地が透けにくくなる隠ぺい性の向上や、バーニッシュインク、フォイル加飾において、より立体感のある厚膜表現を可能にする。

(3)対応インクの粘度範囲を8-11mPa・sに拡大し、幅広い用途に対応
 対応するインクの粘度範囲を従来製品の6-7mPa・sから8-11mPa・sに拡大したことにより、使用可能なインクの選択肢が広がった。これにより、多様な印刷や特殊な質感表現など、デジタル印刷の適用範囲をさらに拡大する。

(4)最大100m/分の高速印刷に対応し、京セラUVインク対応ヘッドで最高クラスの生産性を実現
 インクの吐出タイミングに関係する駆動周波数を、従来製品「KJ4A-AL」の20kHzから、2倍の40kHzに向上した。これにより、最大100m/分の高速印刷に対応し、京セラのUVインク対応ヘッドで最高クラスの生産性を実現する。