キヤノン 製造業向けXRソフトを提供開始 直感的操作で3DCGを共有
キヤノン 2026年6月15日発表

キヤノンは、「OpenXR」に対応したデバイスを用いて3DCGを共有できるXRコラボレーションソフトウエア「MREAL Collaborator」の提供を7月上旬に開始する。
XR市場の拡大に伴い、製造業においてもXR活用への期待が高まっている。しかし、デバイス・ソフトウエア操作の煩雑さやデータ準備の手間など、運用負担が大きいことから、業務への本格的な導入は進んでいないのが現状である。また導入後も、作業者の習熟度の違いにより、作業時間や映像の質に差が生じ、稼働率の低下や熟練者への依存などが課題となっている。
「MREAL Collaborator」は、手軽に3DCGを実寸大で立体視できるXRコラボレーションソフトウエアである。シンプルなUIにより、3DCGの専門的な知識を持たないユーザーでも直感的な操作が可能である。さらに「OpenXR」に準拠した異なるXRデバイスを用いた遠隔地間の3DCG共有もできるため、デバイスや場所にとらわれない円滑なコミュニケーションを促進し、チーム内の連携強化を支援する。
■UIの刷新により直感的な操作が可能
現実映像に3DCGを表示する既存ソフトウエア「MREAL Visualizer」から機能を絞り込み、UIを刷新している。
ソフトウエア内の表示をシンプルにすることで、3DCG設計者に限らず、製造現場の作業者や営業担当者など、専門知識を持たないユーザーでも直感的に操作できる。
■複数のXRデバイスに対応しチーム内での連携を支援
XR業界のデバイス・ソフトウエア間の仕様における標準規格「OpenXR」に準拠している。キヤノンのMR(Mixed Reality=複合現実)システム「MREAL」に加え、「OpenXR」対応の他社製デバイスも使用できるため、既存デバイスを活用しながらXR環境を構築できる。これにより、異なるデバイス間でも遠隔地の参加者とオンラインで接続し、3DCGをリアルタイムに共有しながら議論・検討することが可能である。例えば、製造業の開発初期段階から、3DCGを用いた設計の検討やレビュー、部門間でのイメージ共有を容易にする。このように円滑なコミュニケーションを促進することで、チーム内の相互理解促進や連携強化に貢献する。

