コニカミノルタ 1983年発売の世界初 無段階ズーム機構搭載複写機が複写機遺産に認定
コニカミノルタ 2026年6月8日発表

コニカミノルタは、その前身の1社であるミノルタカメラ株式会社が1983年に製造を開始し、世界初の無段階ズーム機構を搭載した普通紙複写機「EP450Z」が、一般社団法人日本画像学会より複写機遺産の認定を受けたと発表した。
なお、これまでにコニカミノルタ製品は、2018年に普通紙複写機「U-Bix 480」が複写機遺産の認定を受けている。
■「EP450Z」について
OA(オフィス・オートメーション)化が進行する1983年当時、複写機業界においても拡大縮小機能の拡充が競われたが、何段階かのメカニカルな位置決め機構による固定倍率切り替えしか存在しなかった。そのような中で、CPU制御による任意の倍率設定を可能にした「EP450Z」は大きな支持を受け、「ズームコピーのミノルタ」の名で世に知られるようになった。
ズーム変倍は、0.640倍から1.420倍の範囲を1/1,000倍刻みに任意の倍率設定が可能で、設定された倍率に合わせてレンズと折り返しミラー位置をパルスモーターで制御し、倍率とピントを合わせている。ズーム機能と原稿送り装置の組み合わせにより、オート倍率選択機能、オート用紙選択機能を実現し、機能性と操作性を向上させた。
現像方式は、独自のマイクロトーニング方式を採用し、マイクロキャリアによる滑らかな中間調画質は高い評価を受け、コニカミノルタの画質へのこだわりの原点として引き継がれている。
「EP450Z」が実現したズーム機能の業界への影響は大きく、1986年以降は、各社の低速機を除く普通紙複写機新製品で、ズーム機能搭載が主流となった。

