京セラ 工業用途向け高粘度材料対応 1,500ノズル超のIJプリントヘッドを開発

京セラ 2026年1月27日発表


 京セラは、同社独自の新規ピエゾアクチュエータや流路技術により、1,500以上のノズル数で業界初となる工業用途における高粘度材料に対応するインクジェットプリントヘッドを開発した。これにより、従来のインクジェット技術では難しかった先端製造プロセス、塗装や3D印刷などさまざまな工業用途領域での活用が期待される。

■新開発ヘッドの特長
(1)新規アクチュエータ構造を採用し、高粘度・大液滴に対応

 従来の圧電ベンドモードを踏襲し、独自の新規ピエゾアクチュエータ構造を開発したことにより、吐出力の向上を実現した。これにより、これまで困難だった高粘度(同社従来比16倍)・大液滴(同社従来比20倍)の吐出を実現し、塗装や3D印刷のような多様な工業用途への展開を可能にしている。

(2)高粘度・大液滴対応のための流路構造の最適化
 高粘度材料に対応した循環型ヘッドでは、吐出安定性が課題となっていた。そこで、独自の流体シミュレーションなどを活用した最適な流路設計にすることで、安定した吐出を可能にし、生産性と品質の両立に貢献する。

■概略スペック
《解像度》 360dpi×360dpi
《印字幅》 111.69mm
《ノズル数》 1,584
《粘度》(※) 80mPa・s
《液滴量》(※) 280pL
※使用する液体の特性や吐出条件により、吐出可能な範囲は異なる