富士フイルムBI 「DocuWorks」と「neoAI Chat」の連携開始
富士フイルムビジネスイノベーション 2025年10月6日発表
富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、生成AI技術に特化したソリューションを提供する株式会社neoAIとの技術提携による第1弾として、富士フイルムBIのドキュメントハンドリング・ソフトウェア「DocuWorks」とneoAIが提供する企業向け生成AIプラットフォーム「neoAI Chat」との連携を10月8日より開始する。
本連携により、「DocuWorks」で作成したファイルを「neoAI Chat」にアップロードすることで、「DocuWorks」ファイル内の情報を生成AIで読み取れるようになる。これにより、社内に蓄積された「DocuWorks」ファイルも含めた情報探索やデータの利活用が図れる。
なお、10月8日〜10日に幕張メッセで開催される「第6回 AI・人工知能EXPO【秋】」に出展する両社のブースにて、事例を踏まえたデモンストレーションを行う。
富士フイルムBIは、企業固有のデータを活用した業務特化型の生成AI環境の提供を通じ、多様な業種や業務における生産性向上と業務効率化の支援を目指している。この一環として、2025年4月21日には、neoAIと販売・技術提携に向けた協議を開始する基本合意書を締結し、実証実験や技術検証を通じて、生成AIを活用したソリューション提供の可能性を検討してきた。
「DocuWorks」は、PC上に電子の机を再現する(DocuWorks Desk)と、その机上に並べたDocuWorks文書を紙のように編集・加工するツール(DocuWorks Viewer)で構成された、ドキュメントハンドリング・ソフトウェアである。国内外で1,000万ライセンスを超える累計販売実績があり、日々の仕事に欠かせないソフトウェアとして、幅広い業種・業務で、多くの顧客に利用されている。
今回の連携により、「neoAI Chat」が「DocuWorks」ファイルを読み取れるようになった。アップロードされたファイルはOCR処理によって文字情報が抽出され、neoAIが開発したRAG(Retrieval-Augmented Generation)機能により、生成AIが文書内容を理解する。これにより、企業内に蓄積されたデータをもとにした情報探索の高度化やドキュメント活用の効率化、業務プロセス支援の強化など、企業全体の生産性向上に貢献する。