リコー 米Plug and Playとグローバル・イノベーション・プラットフォームでのパートナーシップ契約締結
リコー 2025年9月16日発表
リコーは、世界最大級のオープンイノベーションプラットフォームである米国のPlug and Playと、パートナーシップ契約を締結した。リコーは本パートナーシップを通じて、最先端技術を有するスタートアップとの連携を強化し、ワークプレイス領域を中心に新たなソリューションの創出を推進していく。
本パートナーシップにより、リコーはPlug and Playが有するスタートアップおよびイノベーションプログラムのグローバルネットワークを活用できるようになり、最新技術の発掘やスタートアップとの連携をより効果的に推進できるようになる。開発初期段階からスタートアップと協力することで、省コストかつ将来性の高い技術検証が可能となる。さらに、Plug and Playのグローバルイノベーションエコシステムにおけるリコーの認知度向上を通じて、市場での迅速な検証やスピード感のあるソリューション開発を実現し、世界中の顧客により大きな価値を提供していく。
リコーは、Plug and Playのプラットフォームを通じて、業界横断的な技術・イノベーションを活用することが可能になる。エンタープライズAIやディープテック、ヘルスケアを含む25を超える業界にまたがり、従来の枠組みを越えて新たなソリューションの着想や、“はたらく”の変革につながる知見を得ることができる。さらに、本パートナーシップにより、Plug and Playのグローバルイノベーションエコシステム内において、スタートアップとリコー双方のビジネス開発の機会が拡大する。
リコーは、2025年4月、最先端デジタル技術の発掘やスタートアップとの協業・技術導入を目的として、多くのスタートアップ企業が拠点を構えるシリコンバレーに、デジタル戦略部が運営する組織「Research and Development Americas(R&D Americas)」を設立した。R&D Americasは、市場のニーズを起点とする開発(マーケットイン)と、外部との協力によるオープンイノベーションを重視している。市場との対話を通じてアイデアを検証し、社内の部門横断的な協力を得ながら、リコーの研究重点領域を常にアップデートしている。さらに、高度な研究手法や生成AIをはじめとするデジタルツールを活用することで、情報の収集・分析・活用力を効率的に高め、将来のコア技術やターゲット市場を見極める力を強化している。