シャープ 録音データからも議事録作成 議事録作成支援ソリューションに新機能
シャープ 2025年8月21日発表
シャープは、独自のエッジAI技術「CE-LLM」を活用した議事録作成支援ソリューション「eAssistant Minutes(イーアシスタント ミニッツ)」に、録音データから議事録を作成できる新機能を追加した。アップデート版は、8月29日より提供を開始する。
「eAssistant Minutes」(今年3月発売)は、同社独自のエッジAI技術「CE-LLM」により、外部ネットワークに接続することなく議事録の作成が可能な法人向けのソリューションである。会議での会話を即座に文字起こしするほか、一定量ごとに要約も生成する。「文字起こし」から「話者分離」、「要約生成」まで、すべて本体に搭載のエッジAIで処理するため、ネットワークを介した情報漏洩のリスクを低減する。
今回、顧客からの要望が多かった、録音済みのデータから議事録を作成できる機能を搭載した。外出先での打ち合わせや過去の会議などの録音データを本体に取り込むことで、外部ネットワークを介さず簡単に議事録が作成できる。1時間の録音データであれば、文字起こしから要約までを約10分で完了。音声ファイルだけでなく動画ファイルにも対応し、利用回数やデータ量の制限なく利用できる。
また、発話後に文字起こし結果が表示されるまでの時間が約半分になり、音声認識の精度も向上。小さな声の短い返答など、従来はノイズと認識されていた部分の取りこぼしが減少している。加えて、生成AIモデルの性能向上により、要約の正確性と表現力も進化した。より自然で滑らかな文章で要約されるほか、会議の流れや発言の中で重要なポイントをより正確に要約する。