リコーPFUコンピューティング　作業検査カメラ「RICOH SC-20」用　マルチアングル検査可能なオプション発売

リコーPFUコンピューティング2025年8月21日発表

　リコーPFUコンピューティングは、製造業の手作業組立工程でのヒューマンエラーの防止や、作業の効率化を図る作業検査カメラ「RICOH SC-20」向けに、オプション機能「Additional Camera Option」を8月21日に発売した。本オプションでUSBカメラを接続することにより、複数の視点で自動検査が可能になる。

　「RICOH SC-20」は、組立工程や目視検査工程などの人が介在する作業で発生するヒューマンエラーを防止するために、リコーのものづくりの経験とコンピュータ‧光学技術を組み合わせて誕生した作業検査カメラである。部品の欠品や組立ミスなどを防止し、製品品質と製造現場の生産性向上に貢献してきた。
　今回、新たに発売するオプション機能は、「SC-20」本体カメラの1視点では対応が難しかった、大型対象物や立体物の側面、高低差のある箇所についても、最大2台のUSBカメラを接続することで、3つの視点からのマルチアングル検査が可能となるものである。シンプルなハードウェア構成のみで、検査対象が大幅に拡大されるとともに、検査の効率化による工数削減を実現することができる。
　「Additional Camera Option」は、これまで多くの顧客から寄せられていた強い要望に応えるものである。「SC-20」を使用している顧客はもちろん、製造業の生産技術‧品質保証‧品質管理を行う幅広い顧客への新規導入も期待されており、ものづくり現場における品質と生産性のさらなる向上に貢献する。

　リコーPFUコンピューティングは、2025年4月1日に発足した産業向けコンピュータの国内リーディングカンパニーである。