シャープ カラー電子ペーパーディスプレイ「ePoster」のA2判新モデルを発売
シャープ 2025年6月19日発表

(画面はハメコミ合成で実際の表示とは異なります)
シャープは、“消費電力0W”での表示保持が可能なカラー電子ペーパーディスプレイ「ePoster」のA2判の新製品「EP-CA22」(オープン価格)を6月下旬に発売する。当初月産台数は500台。
「ePoster」は、紙のような高い視認性と、必要なときに表示を書き換えることができる電子ディスプレイの特長を兼ね備えている。電力を必要とするのは表示を書き換えるときのみで、一度表示すれば電源を抜いてもそのまま表示を保持することができる。
今回、紙のポスターの国際規格であるA2判(420×594mm)を新たにラインアップした。紙のポスター用に作成したコンテンツの縦横比をそのままに表示することが可能である。既存のコンテンツを手軽に流用できるほか、新たに制作するコンテンツを紙と「ePoster」の両方に活用できる。
本体は、薄型・軽量を実現。背面はフラットな設計である。これまで電源供給や耐荷重の課題から電子ディスプレイの設置が困難だった場所でも活躍するうえ、フックで“壁にピタッと”設置することもできる。また本機は、電子ペーパー分野の世界最大手であるE Ink Holdings Inc.の最新の電子ペーパープラットフォーム「Spectra 6」を採用。シャープが複合機の開発で培った独自の色再現や画像解析技術を融合することで、鮮やかな発色となめらかな階調を実現した。文字も輪郭を鮮明に表示する。商業・公共施設での広告や案内、飲食店のメニュー表示など、さまざまなシーンで活躍する。紙のポスターに代わる情報発信ツールとして提案を強化していく。