コニカミノルタ 世界最大のAIコンペ「Kaggle」で10位入賞し金メダルを受賞

 コニカミノルタは、同社のデータサイエンティスト・AIエンジニア3名が、世界最大のAIコンペプラットフォーム「Kaggle(カグル)」主催の「Image Matching Challenge 2022」で10位に入賞し、上位入賞者に授与される金メダルを受賞したと、6月28日に発表した。
 Kaggleのコンペには、世界トップレベルのデータサイエンティストや機械学習エンジニアが多数参加している。同社は、この度の受賞は、同社のデータサイエンティスト・AIエンジニアの発想力と技術力が世界的に認められたものと考えている。

【受賞者】
コニカミノルタ株式会社
技術開発本部FORXAI開発センターAI技術開発部 岡﨑 智也氏、池田 信氏
情報機器開発本部DX開発推進センター 氏家 広之氏

【コンペの概要と成果】
 今回のコンペ「Image Matching Challenge 2022」では、異なる視点から撮影された2枚の画像の対応関係を正確かつ高速に推定するAIアルゴリズムを開発することだった。約1万ペアの対応関係について、規定時間内により正確に推定できるかが競われた。
 今回、コニカミノルタのデータサイエンティスト・AIエンジニア3名と他1名で構成されたチームは、画像の重要な領域を切り出す際の工夫、処理のパイプライン化による高速化、Validation戦略などによって、高得点をマークした。特に処理のパイプライン化による高速化では、今回のタスクがGPU処理だけでなくCPU処理にも多くの時間がかかっていることに着目し、それぞれの処理が同時並列に動くよう実装変更することで、規定時間内に多くの機械学習モデルを実行できるようになり、スコア向上に大きく寄与したと考えている。

【コニカミノルタのICT人財とFORXAI】
 コニカミノルタは、画像IoT、AIに関わる人財の強化と育成に力を入れており、中期経営計画「DX 2022」においてDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するICT人財を1,000人規模にしていく計画である。今回のコンペにおいても会社のハードウェア資産の活用を認めるなど、エンジニアの研鑽を支援している。
 これら高い技術を保有したICT人財が、コニカミノルタの画像IoTプラットフォーム「FORXAI(フォーサイ)」を支えている。「FORXAI」は、職場や現場が抱える課題を見える化し、解決することで、DXを加速させることを目的として開発された画像IoTの共創型統合プラットフォームであり、コニカミノルタ固有の技術に加え、パートナー企業の保有するさまざまなIoTやAIの技術で構成されている。
 この度の受賞者も、画像を中心とした高速・高精度なAI処理の技術群「FORXAI Imaging AI」において、AI開発に日々取り組んでおり、すばやく高品質なソリューションを創出することで、世界中の働く現場の進化や安全・安心な社会の実現への貢献を目指している。

【Kaggleについて】
 Kaggleは、企業や研究者から投稿されたデータを題材に、世界中のデータサイエンティストが参加して最適モデルを競うコンペが開催される、世界最大の予測モデリングプラットフォームであり、それを運営する企業の名称でもある。また、現在はGoogle社がKaggle社の親会社となっている。
 Kaggleには、統計学、数学などの分野から、著名なデータアナリストを含む、全世界194カ国800万人以上のユーザーが登録しており、コンペ参加者は、多様なアルゴリズムや計算手法を試行して、期限内に最適なモデル構築を目指して競争する。また、多くの研究機関や企業と提携しており、最近ではHIV研究、ヒッグス粒子研究、交通量予測などに貢献し、課題解決につながっていることが知られている。