キヤノンITS NTTデータとEDI分野で協業開始

キヤノンITソリューションズ 2025年5月27日発表


 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、NTTデータと企業間EDIの安全性を強化するための協業を開始した。閉域網を利用したセキュアなデータ交換の仕組みを提供し、より安全で効率的な企業間EDIを実現する。

 近年、DXを背景とした業務のデジタル化や効率化により、企業間におけるデータ交換の重要性が増している。また、インターネット回線を利用したEDIの普及に伴い、企業のセキュリティポリシーや取り扱うデータの重要性から、より高いセキュリティレベルが求められている。NTTデータが提供する企業間通信サービス「AnserDATAPORT+C」は、厳密なデータ管理が 求められる金融機関向けのファイル伝送サービスである「AnserDATAPORT」を、金融機関との通信のみならず企業間でも利用できるように拡張されたサービスである。この度の協業により、キヤノンITSのEDI-Masterシリーズと「AnserDATAPORT+C」を組み合わせる ことで、従来のインターネットEDIに加えて、企業間のデータ交換を閉域網で実現し、よりセキュアなデータ交換のニーズに応える。

■協業概要
 「AnserDATAPORT+C」を利用する企業には、親子関係が存在し、親企業は「AnserDATAPORT+C」を利用し、子企業へサービスを提供することで、親子間でのセキュアな企業間通信が可能となる。キヤノンITSは、「AnserDATAPORT+C」利用企業(親)とその接続先となる企業(子)向けにEDIソリューションを提供する。

《親企業》 安定した通信環境を実現する「EDI-Master」を利用し、EDIシステムの構築から導入/運用支援に至るまで、豊富な実績と経験を基にEDIシステム全般をサポートする。
《子企業》 クラウドEDIサービス「EDI-Master Cloud」を利用することで、専用回線を自社で用意することなく「AnserDATAPORT+C」に接続が可能である。

 企業(子)へのEDIシステムの導入ハードルを低減する。企業(親)のEDIシステムの導入から企業(子)へのサービス展開も含めたトータルサポートで、セキュアな企業間EDIの実現に貢献する。