RNスマートパッケージングの「ラベルレスサーマル」をシルバーライフの冷凍弁当製造ラインに導入
RNスマートパッケージング/シルバーライフ 2025年5月26日発表
リコーと中本パックスの合弁会社であるRNスマートパッケージングと、冷凍弁当の製造・販売を手がけるシルバーライフは、シルバーライフの群馬工場において、さらなる生産効率の向上と廃棄物の削減を実現するため、RNスマートパッケージングの「ラベルレスサーマル」を5月26日生産分から導入した。冷凍食品業界におけるラベルレスサーマルの採用は、業界初の取り組みとなる。


現在、忙しいライフスタイルや健康志向の高まりなどを背景に冷凍弁当市場が急速に成長しており、シルバーライフでは本分野の事業拡大を進めている。こうした中で生産現場では、トップシールに印字するリボンロールの交換が1日あたり11回発生するため、1日あたり55分程度製造ラインを停止せざるを得なかった。
今回のラベルレスサーマルの導入により、リボンロール交換が不要となり、交換に伴う工数を大幅に削減した。これにより、稼働時間は変わらず、1日あたり約9%の追加生産が可能になる見込みである。さらに、使用済みのインクリボンなどの廃棄物がゼロになり、1か月あたり232kgCO2の削減効果も期待されている。
従来、ラベルレスサーマルはPET基材でのみ製造されていたが、このたび初めてナイロン基材での製造を実現した。今後はさらに多様な基材への対応を進め、トップシール包装をはじめ、ピロー包装や深絞り包装など、さまざまな包装形態・アプリケーションへの展開を図っていく。