ミマキエンジニアリング 生産性最大3倍 傾斜形状に対応した円柱素材プリントオプションを発売

ミマキエンジニアリング 2024年3月5日発表


ミマキエンジニアリング Kebab HS

 ミマキエンジニアリングは、円柱素材360°プリントオプションシステムの現行機「Kebab MkII(ケバブ・マークツー)」のプリントスピードを最大約3倍に向上した高速機「Kebab HS」(同・エイチエス)を、5月に販売開始する。

 同社の「Kebab」は、フラットベッドUVプリンター「UJF」シリーズのオプションシステムで、プリンター単体での平面上のプリントに加え、ボトルやタンブラーなど円柱状素材の側面に360°プリントできるシステムである。現行機「Kebab MkII」では、素材1つのプリントに約30分掛かり、オーダーグッズの中ロット生産用途として導入するには、多くの場合プリンターを複数台所有する必要があった。
 この度発売する高速機の「Kebab HS」は、現行機と比べ最大約3倍の生産性を実現する。素材1つ当たり約10分でプリント完了し、中ロットの注文需要にもプリンター1台で十分対応が可能になる。
 また「Kebab HS」は、「Kebab MkII」ではプリントが不可能であった、グラスやコップなどのテーパー(側面に傾斜が付いている)形状の素材にも対応しており、UVプリンターでダイレクトプリント可能なオーダーグッズの幅が広がる。
 「Kebab HS」の使用時は、普段使用しているUJFシリーズのプリントテーブルに「Kebab HS」本体を固定するだけ、約10分で取付が完了する。初回使用時は、ミマキエンジニアリング認定のサービスエンジニアが顧客のオペレーターの運用説明を行うため、誰でも導入しやすくなっている。
「Kebab HS」の本体価格は、税別60万円を予定している。現行機「Kebab MkII」及び「Kebab MkII L」は、今後も販売を継続する。「Kekab HS」では非対応の小径素材(直径50mm以下)及び長さ280mm以上の素材のプリントは、現行機で対応している。

《対象機種》
「UJF-3042MkII e」、「UJF-6042MkII e」、「UJF-7151 plusII」