リコー 手持ちカメラで目視検査を効率化 製造業実践ソリューションを発売

RICOH フレキシブルイメージチェッカー
RICOH フレキシブルイメージチェッカー

 リコーは、機械製造業のお客様に向け、これまで目視で行っていた検査作業を効率化するカメラセット「RICOH フレキシブルイメージチェッカー」(オープン価格)を10月18日に発売すると、10月4日に発表した。
 本製品のカメラで検査対象物を撮影すると、検査アプリが部品の欠品や完成品との相違をパターンマッチングで解析し、自動で合否判定を行う。手持ちでのカメラ撮影により、様々なアングルから対象物の確認が可能であり、同時に手持ち部カバーを装着することで、傾きやブレを抑制できる。
 さらに、国内外のリコー生産現場での使用実績から、撮影した画像に傾きやブレが生じた場合も、自動補正してパターンマッチングをかける技術を実装している。自社での実践経験による自動補正の技術(特許出願中)と、設置場所を選ばないフレキシブルさで、不良品の流出を抑制し、目視検査作業の効率化を実現することで、機械製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献する。
 本製品は、10月26日から10月28日までポートメッセなごや第3展示館にて行われる「第5回名古屋スマート工場EXPO」にて展示予定である。

■背景
 生産現場における検査作業は重要項目であり、検査漏れや目視による検査結果のバラつきの抑制を、デジタル技術を使い解消することへの期待が高まっている。また、生産現場では15~64歳の就労者数が減りつつあり、目視検査の人材確保が難しくなる傾向がみられる。技能伝承のための属人性の排除も、現場での課題となっている。

■「RICOH フレキシブルイメージチェッカー」の主な特徴
(1) ハンディタイプと据え置きタイプで様々なシーンに適合
 ハンディカメラセットは、対象が大型で多面的な検査が必要であっても、手持ちカメラで検査エリアに突き当てながら撮影・検査をすることが可能。
 据え置きシングルカメラセットは、検査エリアを捉える位置にカメラを固定することで、広域であっても安定して撮影・検査することが可能。
(2) 検査結果の自動判定と自動記録により業務改善を支援
 形状/位置/バーコード文字列判定に使用するマスタ画像(画像データ)を検査アプリに登録し、登録したマスタ画像とカメラで撮影した画像の類似形状を抽出。
 類似度比較により「類似比較による形状」「相対位置」「文字列検査(バーコード)」の項目について合否判定を自動で実施、さらに検査結果のデータでトレーサビリティ調査や分析の早期実施が可能。

■今後の展開
 2023年春に、最大8台の据え置きカメラで検査対象を一度で多面的に検査することが可能な「RICOH フレキシブルイメージチェッカー 据え置きマルチカメラセット」の発売を予定している。
 継続的な機能の拡充やサービス品質の向上に取り組みながら、現場における課題解決ソリューションを提案する。