東芝テック 複合機新シリーズ発売 Workstyle Renovationコンセプトに

 東芝テックは、既存の「e-STUDIO」シリーズのラインナップ9モデルを一新し、カラー低、中速複合機「e-STUDIO2020AC/2525AC/3525AC/4525AC/5525AC」およびモノクロ中速複合機「e-STUDIO2528A/3528A/4528A/5528A」を7月1日より発売すると、5月18日に発表した。
 新型コロナウイルス感染症拡大を契機とした働き方改革の加速や働き方の多様化により、オフィス以外で業務をする機会が増加するとともに、スマートフォンやタブレットを使用したマルチデバイスでの業務が拡大、浸透してきた。
 東芝テックは、「e-STUDIO」新シリーズのコンセプトを「Workstyle Renovation」とし、複合機の利用シーンをこれまで想定したオフィスに限定することなく、クラウドサービスやアプリケーションなどの多様なサービスやワークスタイルにも対応する連携機能を強化した。また、快適な操作性や機能の実現、複雑化するセキュリティリスクへの対応、迅速なサポート体制の強化など、複合機をさらに安心・安全な状態で使ってもらうための各種機能と環境の充実を図った。
 新製品の希望価格は、カラー複合機が税別88万円〜256万円、モノクロ複合機が税別77万円〜166万9000円。

東芝テック「e-STUDIO」新シリーズ
「e-STUDIO」新シリーズ

【「e-STUDIO」新シリーズのコンセプト「Workstyle Renovation」】
これからの「使う」 USE
 働き方や働く場所が多様化しても、使う人のニーズに応え快適に使えることが複合機に求められる点では変わらない。複合機を便利にし、業務の効率化をすすめ、お客様のワークスタイルをさらに進化させる。
これからの「つなげる」 CONNECT
 オフィス以外で業務をする機会も増え、またパソコンと併用してスマートフォンやタブレットを使用したマルチデバイスでの業務が当たり前になってきた。そのような状況に対応すべく、クラウドサービスやアプリケーションなどとの連携を強化し、お客様のスムーズな業務の橋渡しを担う。
これからの「守る」 PROTECT
 快適な操作性や機能はもちろん、複合機を常に安定した状態で使ってもらうために、困りごとや質問にも迅速に対応できる体制を整えている。さらに複雑化するセキュリティリスクから複合機を守ることで、スムーズな業務をサポートする。

【「e-STUDIO」新シリーズの主な特長】
⚫ 使いやすさを追求した機能を追加
 給紙カセットの出し入れをスムーズにする自動引き込み機能や、人が近づいてきたことを感知し節電モードから立ち上げ動作を始めるモーションセンサー(e-STUDIO5525ACに採用)に対応し、快適に複合機を利用できる機能を追加。さらに外付け大容量給紙装置を新たにオプションで用意し、出力の多い利用者の利便性を図っている。
⚫ 高速かつセキュリティの高いSED SSDを採用
 従来のハードディスクからSEDに変更し、複合機のより高速な立ち上がりを進めている。さらに保存されたデータを暗号化するSED SSDを採用したことでデータの保全を図り、高まるセキュリティリスクを回避する。

【「e-STUDIO」新シリーズの環境配慮事項】
(1) CO2排出削減および石油プラスチック代替による、省資源や地球温暖化の防止を目的として、バイオマスプラスチック商品(バイオマス度25%以上)を複合機本体の一部に採用している。
(2) 待機電力は1W以下で、優れた省エネ特性を有している。
(3) 国際エネルギースタープログラム、グリーン購入法、エコマーク、EU RoHS指令などさまざまな環境基準に対応。