リコーとライズ・コンサルティング・グループ AX実現を支援する合弁会社設立に向け基本合意

リコー 2026年3月3日発表


 リコーと、AI・デジタル技術を軸にコンサルティング事業を展開する株式会社ライズ・コンサルティング・グループは、企業の経営課題解決を目的に、AX(AIトランスフォーメーション)の実現を支援する合弁会社設立に向けた基本合意書を締結した。

 本合弁会社では、リコーが有する顧客基盤、顧客接点、AIの基盤技術およびAIソリューション提供力と、ライズ・コンサルティング・グループの強みであるAI・デジタル領域における戦略立案から実装・活用までのコンサルティング力を融合し、企業に最適なAI導入と定着を一貫して支援する。

 近年、人手不足や熟練技術者の退職といった社会課題を背景に、生成AIの活用が注目されている。一方で、AIをどの業務に、どのように適用すれば効果が発揮できるのか具体的にイメージできないという悩みが多く聞かれる。さらに、AI活用に必要なデジタル人材の確保や開発負担、導入後に十分な効果が得られないといった課題も重なり、結果としてAIを業務に定着させることが難しいケースが少なくない。
 リコーは従来より、多様なAIソリューションを通じて、企業の業務変革を支援してきた。2025年12月には、企業内に蓄積された言語化されていないノウハウや経験といった「暗黙知」を含む情報資産をAIで利活用する企業向けAIプラットフォーム「Hi.DEEN(ヒデン)」を発表した。これらのソリューションを通じて、企業活動の最適化や生産革新、企業価値の向上に向けた支援を強化している。
 ライズ・コンサルティング・グループは、企業理念である「PRODUCE NEXT」の実現に向けて中期経営計画で標ぼうの通り、AIを含む先端領域において関連企業との共創を通じてコンサルティングサービスを進化させることにより、高付加価値なサービスの提供を目指している。

 合弁会社では、主に大企業および中堅企業を対象に、リコーの各種AIソリューションの提供と、ライズ・コンサルティング・グループのAI導入に向けた個別戦略策定、実装、活用支援を組み合わせたサービスを展開する予定である。
 両社の強みを掛け合わせることで、企業内のデータや知識の活用を起点とした生成AI活用の実効性を高め、AIを「導入する」だけでなく「使いこなす」ための伴走型支援を一層強化していく。
 なお、合弁会社の設立は2026年6月を予定している。