ETRIA 事務機業界で共同開発した再生プラスチック材を採用
ETRIA 2025年12月18日発表
エトリア株式会社(ETRIA)は、一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)のプラスチックマテリアルリサイクルTF(タスクフォース)において、同協会の加盟社と樹脂コンパウンドメーカーが共同開発したポリスチレン(PS)再生プラスチックを、業界に先駆けて一部複合機製品のサプライに採用する。
今回各社が共同で開発したPS再生プラスチックは、OA機器と家電から回収したプラスチックを組み合わせたハイブリッドPCR(使用済み製品由来の再生原料)を90%使用しており、再生プラスチックの安全性を示すUL94規格も取得している。OA機器から回収したプラスチック(再生素材)と、異業種から回収したプラスチック(再生素材)をハイブリッド化することで、各社の材料グレードや色材の統一化、需要と供給のバランス、コストなどの緒課題を解決した材料で、各社が自社製品への採用の検討を開始している。
ETRIAは、今回共同開発したPS再生プラスチックをいち早く自社で生産する製品に採用する。まずは、リコー製複合機のトナーボトルの一部に採用し、2026年前半頃に市場投入を目指す。また、今後、他の用途への展開も検討していく。

